【刺しゅうカレンダー2022発売記念 作家インタビュー<special企画> 】
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2021.10.07
【2月編】atelier de nora ながたにあいこさん
10月21日に発売予定の「刺しゅうカレンダー2022」リリースを記念して
1月から12月までの刺しゅうカレンダー制作にかかわってくださった
12人の刺しゅう作家さんにインタビューさせていただきました。
前編では、1月から6月までご担当いただいた作家さんからの
メッセージをお預かりしています。
2月は、atelier de nora ながたに あいこさんに制作していただきました。

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■刺しゅう作家になられたきっかけを教えてください
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もともとどんなものでも手作りするのが好きでした。
今は閉店してしまいましたが、自分で雑貨店を始めた時に、
お店番をしながら制作できて、販売もできるものを作りたい!
と思ったことがきっかけです。
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■作品づくりで大切にされていることをお伺いさせてください
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新しいことに挑戦することも大切だけれど、
今までと同じ事を同じように続けることも大切です。
丁寧に美しい線を刺すことも大切だけれど、
それに囚われず気の向くままに刺すことも大切です。
人が良いと言ってくれるものも大切だけれど、
自分の「好き」に戻ることも大切です。
どちらかに偏りそうになった時、いつも反対の事を考えます。
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■お気に入りの刺しゅう道具、手芸道具があれば教えてください
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特別なものは何も使っていないので、ご紹介するほどでもないのですが…。
母から受け継いだ15cm刺繍枠を大切に持っています。
古くて使い勝手が良いとは言えませんが、
刺繍枠は木が飴色になっているところが気に入っています。
それから図案を直接布に描くことが多いので、
水で消せるチャコパーの極細ペンが必需品です。
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■今回の刺しゅうカレンダー作品に込めた思いをお聞かせください
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2月は寒くて、野辺のお花も少ない季節です。
でも気持ちはいつもお花と共に。
刺繍される皆さまの心が暖かくなりますように。
という気持ちで制作しました。
5つのボトルフラワーの図案は、ハンカチなどに刺繍できても素敵かなと思い
それぞれ単独でも成立するように図案を考えました。
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■最後に受講生の皆様にメッセージをお願いします
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カレンダーの刺しゅうにお申し込み下さり、有難うございます。
私は、刺しゅうをする時、針を刺し、
糸が踊るように布に吸い込まれてゆく様を見るのが楽しみです。
その楽しみを一針一針無心で続けてゆくと、
いつのまにか完成に近づいています。
きっとご受講される皆様にも刺しゅうの時間を豊かにする
ご自分だけの密かな楽しみがあると思います。
その時間をゆっくりと楽しみながら、
刺しゅうをしていただけたら嬉しいです。
